3.11東日本大震災チャリティ・プロジェクトZAPUNIのお知らせ
『ZAPUNI』は、世界的に著名な音楽と日本のアニメーションのコラボレーションによるオリジナル作品を制作・公開し、世界中に発信するチャリティ・プロジェクトです。
各作品は、音楽家とアニメーターのボランティアにより制作され、無償で配信を実施、ダウンロード版や作品の関連グッズを販売。その収益をチャリティ活動と連携して寄付してゆきます。今回は2作品を発表し、『こどもの音楽再生基金』と連携してチャリティを実施します。『こどもの音楽再生基金』は、3.11の津波と福島原発事故で被害を受けたこどもたちの生活に音楽を届けるために、全国楽器協会によって設立され、坂本龍一氏等の支援を受けています。今後、様々な音楽家とアニメーターに参加を呼びかけることで、多くのチャリティ作品の参加を目指してゆきます。
「Psychedelic Afternoon」(サイケデリック・アフタヌーン)
音楽:「Psychedelic Afternoon」(坂本龍一&デイヴィッド・バーン)
アニメ制作:うるまでるび/うるまでるびプロダクション
あらすじ :津波の記憶から毎晩のように悪夢に苦しめられているセイジ。ある夜、夢からさめたら目の前に大好きだったおじいちゃんが得意のギターを奏で、カラフルで楽しくて、ちょっと不思議なサイケデリックワールドへ連れていく。(4分50秒)
「blossom」(ブロッサム)
音楽:「Hoppipolla」(シガー・ロス)
アニメ制作:山本寛/(株)Ordet
あらすじ:被災した土地を自らの手で蘇らせようとする老人を描く。実話をベースにしながらも、老人を見守り続ける天使たちの幻想的かつ躍動的な姿を映し出している。世代を超えた復興への願いが込められた作品。(5分44秒)
ZAPUNIチャリティ概要
- 寄付: 「こどもの音楽再生基金」への寄付呼びかけ連携
- 映像販売: iTunesにて映像をダウンロード販売し収益を寄付(※後日開始予定)
- 楽曲販売: iTunesにて楽曲をダウンロード販売し収益を寄付
- グッズ販売: オリジナルチャリティグッズを販売し収益を寄付(各作品iPhoneケース)
こどもの音楽再生基金
東日本大震災の被災地の幼稚園・小・中・高校に対し、楽器関連の復興支援を行うため、楽器業界として全国楽器協会に復興支援基金を設立。学校楽器備品の点検、補修、修理支援と、それに付随した被災地での音楽活動支援により、未来あるこどもたちに音楽と楽器の力で笑顔を届けることを目的としています。
ZAPUNI運用者
ビンス・ショーティノ(Vince Shortino)
日本に長く住んだ者として、ここにいらっしゃる皆さんと同様に、私は3月11日の災害で起きた出来事にとても心を痛めています。ZAPUNIは友人や同僚との共同作業であり、私たちの人脈を活かすことによって、こどもの音楽再生基金とともに、被災地のこどもたちに音楽の喜びを届けるお手伝いをしたいと願っています。
竹内 宏彰(Hiroaki Takeuchi)ZAPUNI運用者
震災から2年が経ちましたが、被災地の復興はまだ進んでいません。あの悲惨な出来事を風化させることなく、世界中の人々、特に子供たちに伝えたいと思います。音楽とアニメーションを組み合わせることで各クリエイターが込めたメッセージを感じ、チャリティに協力して頂けるようお願い申し上げます。
参加アーティスト
うるまでるび(UrumaDelvi)
震災から時が経ち、記憶がだんだん薄れてきている今こそ、アートや音楽が力を発揮するときだと思っていました。このプロジェクトに参加でき、世界的なミュージシャンであるデイヴィッド・バーン氏、坂本龍一氏とコラボレーションできることに感謝します。世界中の人々がこの作品を楽しんで、支援に参加してくれることを願っています。
山本 寛(Yutaka Yamamoto)参加アーティスト
大津波の襲来以来、犠牲者支援のボランティアとして、私は何度か東北地方に行きました。私たちは何世代もかけてこの大災害に向き合い、被災地復興のためにあらゆる方法で支援をしていかなければなりません。本作品を世界の人々が見て、チャリティ支援してくれることを祈っています。
ZAPUNI LLC
公式サイト http://www.zapuni.com/
本チャリティの運営を目的として2012年に設立された有限責任会社(LLC)。著名音楽のチャリティ使用をオーガナイズするとともに、アニメーション制作呼びかけを行う。各界の有志により設立される。
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